京都の左京区、右京区のこと

昔、京の都はかなり北の方に位置しており朝廷は地図を作る際は北側から南方を眺めて作りましたから当然、左側を左京区、右側を右京区としました。 近代になって地図は当時とは逆になり北方を上にして見ますから右京区が左側にあり左京区が右側に表れます。 京都に馴染みの薄い方は不思議に感じるかも知れませんがじつはそういうことでした。            因みに 余談ですが「通り」のことはシンプルです。北から順に一条、二条となり南端を十条としました。また北の方を指して上る(のぼる)、南の方を下る(くだる)と呼びました。「四条上る」は四条通りの少し上側と云うことになります。                京都の地図は昔の名残りで左京と右京が逆になりますがそれ以外は合理的になっていると言えます。

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